プロのDJになるのは簡単です。DJ以外に仕事をしないで生活していればプロだからですw

DJでの月収が2万円しかなくてもそれで生活できていればプロなんです。

女の家に転がり込もうが道に落ちているものを拾って食べようがDJ以外は絶対に仕事はしない!そう決めればプロになれます。

どうですか?簡単ですよね?w

月2万円はさすがに厳しいかもしれませんが要するにこの「DJだけで食べて行くんだ」という心構えがあるかどうかでプロになれるかどうかが決まってきます。

私のDJの師匠から学んだ事

私が一時期、師と仰いでいたDJの方は一本のDJのギャラが1万円~2万円(DJのスケジュールは週2回程度)でDJだけで生活していました。月給は10万円程度だったと思います。

もちろん実家暮らしでもないので食費と家賃(ぼろ屋住まい)音源代(当時はレコードでしたので一枚1000~)で全て消えてしまいます、着ている服はいつも同じでしたし、一言で表すと貧乏ですw

ですが師匠は本当に音楽とDJが好きな人だったので、いつも楽しそうにしていました。

その時私も若かったので洋服も買いたいですし、ある程度良い家にも住みたいですし、女の子とデートもしたいですし、贅沢もしたいので師匠のような生活は絶対に無理!と思っていました。

たしかに私もDJは好きでしたがDJが出来れば他には何もいらないという考えにはなれませんでした。

そこで気がついたのは「おれ、DJは好きだけどそこまで本気じゃないんだな~」という事です。DJだけで食べていくという覚悟が無い自分に気がつきました。

本当にDJが好きな人というのは大げさに言えば「それ以外なにもいらない」という人のことです。(3度の飯よりDJが好きとでも言ったらいいのでしょうかw)

そしてそれくらいの覚悟がないとDJだけで食べていくというは難しいという事です。

逆に言えばその覚悟があればDJでプロになることは可能です。

プロのDJになるのに近道はありません、やはりそこに掛けた時間と情熱で他人に差を付けるしかないと思います。

だから他の人が遊んでいる時間を全てDJにかけた人しか残らない、それがプロDJの世界だと思います。

私の周りで何人かDJだけで食べている人がいますが全員に共通しているのは「この人本気で頭がおかしいんじゃないか?と思うくらいDJが好き」という点です。

名前は出しませんが現在ヒップホップのDJ兼トラックメイカーとしてそこそこ有名になりそれだけで生活していけるようになった友人の家に遊びに行ったときに、普通に会話をしているときも食事をしているときもず~っとサンプラー(MPC)を叩いていましたw本当にずっとですw

当時、彼もそれだけで生活はできていなかったのでバイトをしていましたがそれ以外の時間は全てDJか曲作りをしていると楽しそうに言っていました。

そしてその時、彼はとても可愛い彼女と同棲していましたがその可愛い彼女の相手を全くせずにずっとDJしたり曲を作っていたのが原因で家を出て行ってしまいましたw

それぐらいの○チガイじゃないと音楽で生活していくのは無理なのでしょうねw

私もDJって好きな音楽をかけて女にもててお金までもらえて最高な職業だな~なんて憧れを感じていた時期がありましたが、長年DJをやっていく上でその憧れは虚像だったと気がつきましたw

確かに一瞬なら例えば悪い先輩に紹介してもらったチャラ箱の専属DJとしてギャラをもらって女の子にモテながらDJで食べて行くことも可能かもしれません、が、、そんなのずっとは続きません。

なので若かりし日の私と同じような甘っちょろい感覚でプロのDJになりたい!と思っているのなら辞めておいたほうがいいと思います。

本当にDJが好きな人しか生き残れない世界だという事をお忘れなく。。。

サウンドハウス