クラブでDJをしていると必ずミスをする時がやってきます。これはどんなにベテランDJでも同じです(人間ですからw)

ただベテランDJになればなるほどミックスポイントや選曲のミスなどはほぼありません。

DJ初心者だとちょっとしたミスでパニックになってしまう方も多いと思いますので今回はDJでミスをしたときにどう対処したらいいか?をお教えします。

私はターンテーブルを使ってDJをしていたときに間違えて今掛けているレコードの針を上げてしまった事がありますw(これはターンテーブルDJのあるあるだと思います。)

もうこのときは完全に血の気が引いて目の前が一瞬真っ黒になりました、私もフリーズ状態ですしお客さんもフリーズ状態ですw

しかたなく曲の頭に針を落として無理やり再開しましたがフロアからお客さんが引いていきましたし私自身も恥ずかしくて顔を上げることすら出来ず下を向いたままただレコードが回っているの見つめていましたw

これと同じ状況をある有名DJがやっているのを見たことがあります。

ですが、ここでさすがプロ!と思ったのはあきらかにミスをした(針を上げて曲を止めてしまった)のに何食わぬ顔をして針を落としてわざとやったんだぞ!と言わんばかりにお客さんを煽り始めたのですw

そうしたところ一瞬「え?」となっていたお客さんもDJの自信満々の煽りに釣られ「ウォ~~!」と盛り上がり、しまいには拍手をし始める人さえいましたw

すごいですよねw

それを見たときに私は場慣れって凄いなと関心しました。
緊張しながらDJをしていたら絶対に同じような真似は出来ませんしミスしたときに「やっちゃった~」というのが顔に出てしまいますからね。。

現場の数をこなして何度もミスをした人だからこそ出来たんだと思います。

このケースからもわかるようにまずミスをしても絶対に顔に出さない事です。何か大きなミスがあった時にお客さんはDJの方を一斉に見ます。そこで失敗したのを顔に出してしまうとミスをしたことがバレてしまうので絶対に顔に出してはいけませんw

「は?なにか??」という位のシレーっとした顔をしましょう。

そして転んでもただでは起きない、というのも重要な点です。

ミスを生かすことが出来れば逆に盛り上がる事もあるんです。

さらにはミスを引きずらないという事も大事です。ミスはミス、やってしまった事は仕方が無いと思って気持ちを瞬時に切り替えましょう。

ここでメンタルの弱いDJだとミックスを少しミスしただけでも引きずってしまいその後のプレイがボロボロになってしまう人もいますが、ちょっとしたミスならそもそもお客さんが気がついていないという可能性も十分にありえます。

DJとは言ってしまえばライブです。どんなに上手いといわれているバンドでも1時間演奏をしたら絶対に小さな演奏ミスはします。それはDJも同じです。

ミスを減らす努力をするのは当然ですが、やってしまったミスでくよくよしない為にも現場の数を踏むことで場慣れするのでメンタルを強くする事が出来るようになります。